FUJIFILM X-T4を使用し始めて1ヶ月経ちました。
「何か使用感のようなものを書きたいな」と思ったので、まずはやはり自分が富士フイルムを選んだ理由でもあるフィルムシミュレーションについてまとめました。
Carl Zeiss Touit 1.8/32を装着して撮った1枚の写真を、X-T4内のRAW現像でそれぞれ作りました。
富士フイルムのカラーリバーサルフィルム系
PROVIA(プロビア)/スタンダード
まずは、標準的な写りのPROVIAからです。
自分はX-T4で撮影する時、このモードでまず撮って確認して各フィルムシミュレーションを試します。
Velvia/ビビッド
次にVelviaです。Velviaでは、彩度が高く表現されます。
今回は、被写体があまり良くなかったので、分かりにくいかもしれません。
ASTIA(アスティア)/ソフト
ASTIAではコントラストを少し下げて現像できます。
今回はそもそもコントラストがかなり高い写真なのでほとんど差が分かりませんでした。
富士フイルムのカラーリバーサル系まとめ
それぞれの写真を並べてみました。
並べてみると、ASTIAは若干コントラストが低いようにも…見えないかな。
一般的なフィルムのシミュレーション
クラシッククローム
発色は抑え気味で、暗部のコントラストが引き上がっているようですが、PROVIAとほとんど色味が変わっているように見えませんね。
PRO Neg. Hi(プロネガ ハイ)
PRO Neg. Hiは、ポートレートに適したモードとの説明があります。
クラシッククロームと比べると彩度がかなり綺麗に再現されているように見えます。
PRO Neg. Std(プロネガ スタンダード)
PRO Neg. StdもPRO Neg. Hiのようにポートレート向きのようです。
PRO Neg. Hiに比べると若干、鮮やかさは落ち着いているように見えます。
クラシックネガ
クラシックネガは、かなり稼働率高いです。「一番フィルムの印象」に近い気がします。
個人的には、もう少し青く寄せて現像することが多いのですが、今回は特にいじらず。
ジェネリックなフィルムシミュレーションのまとめ
それぞれの写真を並べてみました。
並べてみると少しずつ差があるように感じます。
映画用撮影フィルム系
ETERNA/シネマ
映画用撮影フィルム系のフィルムシミュレーションは動画撮影に向くようですが、写真撮影で使用してもかなり雰囲気が出ます。
ETERNA ブリーチバイパス
X-T4から追加されたフィルムシミュレーションのブリーチバイパスです。彩度がかなり抑えられて全く違う雰囲気になります。
映画用撮影フィルム系まとめ
ETERNAの2種類を並べてみました。この2つは比べてみるとかなり大きく違いますね。
モノクロとセピア系
ACROS(アクロス)
富士フイルムの超微粒子白黒フィルムACROSのシミュレーションです。
白黒で現像するときは、カラーの時以上にコントラストに気を使うので、実際はまた雰囲気を変えた現像をするかな、とは思います。
モノクロ
PROVIAをベースに白黒にしているらしいので、正確にはフィルムシミュレーションではないとかなんとか…ACORSとモノクロの現像には、それぞれYe、R、Gの3つのフィルターが用意されています。
セピア
最後のフィルムシミュレーションはセピアです。セピアの現像には、モノクロのようなフィルターは用意されていません。
モノクロ・セピア系まとめ
こうして並べてみると、ACROSの方が若干、明るいように見えますね。
ただ、自分にはほとんど差は分かりません。
まとめ
富士フイルムのフィルムシミュレーションは、自分がフジXマウントに移行する決め手だったので、こうして色々比べるのはすごく楽しいです。
RAW現像はPCでチクチクやるほうが楽しいと思っていたんですが、X-T4のボディでのRAW現像は非常に楽しいです。そのまま画像ソフトでトリミングしてSNSに投稿したりできるのがとても楽というか、撮影に集中できている感じがして自分はとても好きです。
個人的には、調整はラボの人の気持ちになってしまうので、撮影が好きな人間には丁度いいというか…
今回は、すみませんあまり良い被写体ではなかったのですが、雰囲気だけでも伝わってほしいと思い、記事にして見ました。
以下、今回フィルムシミュレーションで現像した画像の一覧です。