ケロまさるの写真ノート

写真とカメラのブログです。色々な写真を掲載します!

感光させてしまいました

Retina IIaで撮ったフィルムを感光させてしまいました。
巻き戻している途中にダイアルが軽くなったので「巻き戻ったな、よし」と思って蓋を開けたらそこにはフィルムが…!
まぁ、仕方ないかと思いつつ巻き戻し直して、現像に出しました。
巻き戻しが上手くいかなかったのは、初めてで2回くらい「大丈夫かなー」と服で暗がりを作って開けました。パフォーションの噛み合わせが悪かったのか、巻き戻しボタンがうまく押せてなかったのか……そんな感光写真を紹介します。

KODAK Retina IIaにPortra 800を詰めて

自分の使用してるRetina IIaについては、こちらの記事で紹介しています。
今回、遠出をするのに「CONTAX RTSは重すぎて持っていきたくないなー」と思ってしまったので、Retinaを持って行くことにしました。
フィルムは少し奮発してKODAK PORTRA800を詰めました。
2022年3月27日現在、いつも利用しているかわうそ商店さんではPORTRA 800のページが削除されていました。取り扱いが終わっちゃったのか、フィルムの供給がないのかな…
36枚どりで1本2500円強と高いです。でも高いからと言って手を伸ばさない訳にはいかなかった…
そして巻き戻しをしている最中、フィルムがまだ巻き戻っていないのに裏蓋をあけてしまったのです。

いつもの現像屋さんで現像

いつも現像をお願いしているなら写真倶楽部 写真現像屋さんに現像を依頼しました。
KODAKの現像液を使っていらっしゃる現像店が、近くにないので、こちらの現像店にお願いしています。
FUJIFILMのでも変わらないのかもしれませんが、なんとなくKODAKのフィルムを使っているのだから…という気分です。
とてもリーズナブルな値段でCD書き込みまでしてくれるのでありがたい限りです。

感光してしまった哀しい写真たち

感光というのは、フィルムが光を受けてその部分に映ることですが、今回は、裏蓋を開けてしまって観光させてしまったので、オレンジ色の閃光が映り込む形になっています。
今回、感光してしまった写真は、全体がオレンジ色のもの、部分的に生き残っているもの、部分的に強いオレンジ色になっているもの、全体に縦線が入っているものの4種類が確認されました。
現像をお願いした現像屋さんは、メールで「感光・光線漏れがありました」と教えてくれるのでとてもありがたいです。

その1:全体がオレンジ色

f:id:keromasaru:20220327173213j:plain

KODAK Retina IIa + PORTRA800
その2:部分的に生き残っている

f:id:keromasaru:20220327173217j:plain

KODAK Retina IIa + PORTRA800
その3:一部に強いオレンジ色

f:id:keromasaru:20220327173225j:plain

KODAK Retina IIa + PORTRA800
その4:全体に縦線

f:id:keromasaru:20220327173233j:plain

KODAK Retina IIa + PORTRA800
4種類の感光
f:id:keromasaru:20220327173213j:plain
f:id:keromasaru:20220327173217j:plain
f:id:keromasaru:20220327173225j:plain
f:id:keromasaru:20220327173233j:plain
すべてKODAK Retina IIa + PORTRA800

こういう全体がオレンジ色になってしまう写真や部分的に強いオレンジ色が出ている写真は、デジタルでは撮れない写真なので、フィルムらしさと言えば聞こえが良いかもしれませんね(ポジティブ)

逆に感光して良い感じに見える(?)写真

感光してしまった写真の中にも「逆になんか味あって良いんじゃないの!?」という写真がありました。もちろん、感光しないに越したことはないのですが…

f:id:keromasaru:20220327173244j:plain

KODAK Retina IIa + PORTRA800

下の方に強い閃光があることで、なんだかインパクトの強い写真になったように感じます(そんなことはないか…)。自分はこの写真は、好きだなと思いました。

何故か助かった写真たち

感光した部分は全体におよんでいて、ほとんどがオレンジ色の線が入っていたり、全体がオレンジ色になってしまったりしていましたが、ほとんど影響を受けていない写真もありました。

f:id:keromasaru:20220327173256j:plain

KODAK Retina IIa + PORTRA800

f:id:keromasaru:20220327173323j:plain

KODAK Retina IIa + PORTRA800

その他にもありましたが、共通しているのは、室内だったり夜の写真だったりそもそも光が少ない場所で撮った写真のように感じます。
それか、単純にフィルムの位置によって光を受けた写真とそうでない写真があるのかな。

まとめ:巻き戻しに注意

Retina IIaは、巻き戻し用のクランクが付いていないので、指で回すのが痛いです。
あとは、回っているかどうかがよく分からない時があります。
それが古いカメラの宿命でもありますが…
同じタイミングでCONTAX RTSで家族を撮る機会がありましたが、絞り込めばピントがきっちり合っていてもしかすると一眼レフの方が向いているかもと感じました。
RTSなら巻き戻しの時にシャコシャコシャコと音がわかりやすいですし、クランクもあって巻き戻しやすいです。こうなると、もうCONTAXでたくさん撮りたい気持ちが湧いてきます(大きいので持ち運びにすこーしだけ困りますが)

今回の写真たち
f:id:keromasaru:20220327173213j:plain
f:id:keromasaru:20220327173217j:plain
f:id:keromasaru:20220327173225j:plain
f:id:keromasaru:20220327173233j:plain
感光写真たち
f:id:keromasaru:20220327173244j:plain
f:id:keromasaru:20220327173256j:plain
f:id:keromasaru:20220327173323j:plain
「感光したけどなんか好き」と生き残った写真たち

今回の失敗で思ったのは「意外と全滅じゃないんだな」ということです。
「フィルムカメラは蓋を開けたら終わり」だと思っていたので、数枚でも生き残っていたのは驚きました。感光したとしても何を撮ったのかは、うっすら分かるのにも驚きました。
カメラの構造を考えれば蓋を開けても強い光が当たらない部分があるのは当たり前なようにも感じますが……
うまく感光をコントロールできれば、燃えているようなエフェクトになったりしないかな。