ケロまさるの写真ノート

写真とカメラのブログです。色々な写真を掲載します!

夏の日の亡霊(赤外線写真)

撮っていたのに!

なかなかブログに書き起こす気にもなれず、Twitterには垂れ流して居ましたが…
夏の日の発作は長いこと続いていました。
ということで、赤外線写真のエントリーです。
「赤外線写真ってなに?」という人は、こちらの記事を読んでください。

注意喚起

本題に入る前に、必ず書かなければならないことです。
「赤外線写真」と聞くと作品としての写真ではなく、別の悪意を持った写真が想起されます。
どういうものかは、詳しくは書きません。
最近の技術では悪用というのは難しいようですが、絶対に赤外線写真を悪意を持って使わないでください。
モラルとマナーを胸に「作品」を撮りましょう。

 

 

機材紹介

さて、前置きが一通り済んだところで2022年の夏に撮った赤外線写真を投稿していきます。
ISOやシャッタースピードはキャプションに書いていきます。
使用した機材は全てFUJIFILM X-T4ZEISS Touit 32mm f1,8です。
フィルターはZOMEi の 52 mm 径 IR フィルター ( 720 nm )です。

日差しの強い日は赤外線を撮ろう!

前置きはここまでで、早速撮った写真を載せていきます。

川と公園で撮った写真

ISO 160 - SS '1.5 - f2.8

日差しの強い夏の日に川で撮った一枚です。
赤外光じゃない景色はこんな感じ。

ISO 160 - SS 1/2000 - f2.8

一応、縦構図でも撮りました。

赤外線:ISO 160 - SS '1.3 - f2.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/2000 - f2.8

次は、公園で撮った写真です。

ISO 160 - SS '1.0 - f2.8

なんだかタイヤがいい感じになった気がして気に入っています。
赤いタイヤだからかな?

赤外線:ISO 160 - SS '1.0 - f2.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/2000 - f2.8 
道端で撮った写真

あぜ道だとか道路から見えた景色にレンズを向けてみました。

ISO 160 - SS '0.5 - f1.8

畑かな?に咲いていた背の高いひまわりです。

赤外線:ISO 160 - SS '0.5 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS '0.5 - f1.8

真ん中は、カラースワップする前の赤外線写真。
当たり前だけど真っ赤ですね。

ISO 160 - SS '1.0 - f1.8

畑にあった小玉スイカです。
赤外線写真だとピントが甘くなるのでもう少し絞る必要がありますね。

赤外線:ISO 160 - SS '1.0 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/4000 - f1.8


真ん中は、カラースワップする前の赤外線写真。
「スイカがいい感じかな?」と思いましたが、普通の写真の方が好きかも…

ISO 160 - SS '0.5 - f1.8

畑にあったパプリカです。
とってもいい色に成っていました。

赤外線:ISO 160 - SS '0.5 - f1.8
非赤外線:ISO160 - SS 1/4000 - f1.8

ちょっと構図が違いますね。だけどこんな感じのパプリカでした。
実は知り合いの畑ですが、とってもよく管理されている方です。

京都と奈良の旅

旅行中はあまり長いことシャッターを開けている暇がありません。
この後書きますが、少し実験的にISOを上げて撮っています。
なので、ノイズが…

赤外線:ISO 2000 - SS 1/30 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/2000 - f1.8

鹿苑寺の入り口に置いてあった大きな葉っぱです。
なんだろこれハスかな?

赤外線:ISO 2000 - SS 1/15 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/4000 - f1.8

金閣寺。金だから色を弾いてるのかな?よく取れたと思っています。
神社仏閣は三脚禁止のところが多いので、短いSSで赤外線が映るといいですね。
(本当に赤外線なのかな)

ISO 3200 - SS 1/124 - f1.8

縦構図で撮った金閣寺です。
光が足りてない感じ。上手く撮れなかったな…

赤外線:ISO 3200 - SS 1/125 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS1/4000 - f1.8

鹿苑寺にあった滝の写真です。少しだけ長めの露光。

ISO 1000 - SS '1.0 - f1.8
赤外線:ISO 1000 - SS '1.0 - f1.8
非赤外線:ISO160 - SS '1.0 - f22

鹿苑寺は金閣のイメージがあまりにも強くて他の場所はあまり印象がありませんでしたが、色々回ると面白いですね。

赤外線:ISO 160 - SS '1.0 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/2000 - f1.8

打って変わって奈良の浮御堂から見える景色です。
どの写真もそうですが、レンズの鏡面に反射して画面の端が赤みを帯びていますね。

色々試してみた

ISO感度を上げたり、花火を撮ったり、虹を撮ったりしました。

ISO感度をあげる

鹿苑寺のところで実験的にISOを上げてみたと書きましたが、

ISO 2500 - SS 1/30 - f1.8

揺れる花を撮るためにISO感度を2500まで上げています。ISO160の低感度で撮るのが通常ですが、動いているものや時間が足りない時は、SSをあげる必要があるので、ISO感度を上げてみることにしました。

右が通常通りISO160
左がISO2500まで上げた写真

やはり、ノイズの乗りは防げませんね。

赤外線:ISO 2500 - SS 1/30 - f1.8
非赤外線:ISO160 - SS 1/4000 - f1.8

こう並べると通常のカラーの方がよく見えますね。
同じようにISOを上げて撮ってみた花の写真です。

ISO 12800 - SS 1/100 - f1.8

ここまでISO感度をあげるとノイズがかなり激しいことがわかります。

赤外線:ISO 12800 - SS 1/100 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/2000 - f1.8

これだけノイズが乗っても小さい写真としてみる分には耐えられるかもしれません。

花火の写真を撮ってみる
ISO 160 - SS '10.0 - f1.8
右がカラースワップ後、左が撮って出し

当たり前といえば当たり前なのですが、ただの白黒写真みたいになりました。
赤外光とか出てるのかな…
打ち上げ花火とかならまた違うのかも?

虹を撮ってみる

虹を撮ったら赤外光が写り込むのでは?と思って撮ってみましたが、よくわかりません。

ISO 320 - SS 1/4 - f1.8

うっすら線がかかっているような、いないような…

赤外線:ISO 320 - SS 1/4 - f1.8
非赤外線:ISO 160 - SS 1/2000 - f1.8

そもそも虹がかなり薄いので、もっと濃くはっきりした虹ならもう少しマシに映るかもしれませんね。
虹を写そうと躍起になってかなり重めの加工をしてしまった気もします。

今回の写真をまとめて

今回掲載した写真をまとめています。
時間がない人は、これだけ見てくれたらいいかな。